スーパーコンピューター:「京」Ⅱ
こんにちは。
この記事はスーパーコンピューター:「京」という記事の続きです。
お読みになってない方はこちらからどうぞ。
the-material-girl.hatenablog.com
※注意
弱冠二十歳の小娘が、中国および日本の文化や美について偉そうに語ってますが、人生経験がないなりに自分が感じたことを精一杯拙い言葉で表現しようとしてるあがきですので、コイツなんもわかっとらんくせに偉そうに(=_=)とか思っても我慢して容赦しろください。少しでも無理だと思ったらTurn back!
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さてはて、上の記事を読んでいただいたことを前提に書いていこうと思う。
突然だが、日本のスーパーコンピューターの名前は京と書いてケイ。では中国のスーパーコンピューターの名前はご存知だろうか。
正解は神威。カムイと読む。名前の由来を調べても出てこなかった(すまん)。
で、この神威という名前、ものすごく中国らしいと思わないだろうか。
中国の堂々としている感じ、俺たち中国です!!というぐいぐい来る感じ、派手で大胆な感じ、この神威という名前に表れていると思わないだろうか。名前を付けた人は、中国という国のこともスーパーコンピューターというものの本質もよく理解したうえで名付けられたのではないかと思う。実に素晴らしく、百億点満点のネーミングだ。
対して日本の京という名前・・・実に奥ゆかしいと思わないだろうか。
この京という名前は、一秒あたり一京回の計算ができるからという理由らしいが、神や神話に出てくる人物の名前とかではなく、ただの数の単位というのが良い。
そしてこの画数の少なさ!シンプルで主張が少ない。
ネーミングの由来もシンプルであれば見た目もシンプル!
これの名付け親は、日本のことをよく知り、日本人の美徳、スーパーコンピューターへの愛、等々様々な想いをこめて名付けたのではないかと思う。スーパーコンピューターに愛情をもって、一人の人格として認めていたのではないかと思う。
これまた百億点満点のネーミングだと。
華々しく、大胆不敵という文化を持つ中国。
奥ゆかしく、侘び寂びという独特な文化を持つ日本。
神威という名前と京という名前。
まるでそれぞれが持ち合わせる美の概念を凝縮しているかのようだ。
この美の概念の凝縮が、スーパーコンピューターという、超現代的デジタル的いやむしろその極み、象徴であるものに用いられているというギャップに、私はまた惹かれるのである。