蝶を手の檻から逃がしてあげた記憶
子供のころ(4、5歳)、記憶はいつまで持続するんだろう?いつかお母さんお父さんのことも忘れちゃうのかな?全部忘れちゃうのかな?とふと思った。
そんなことを考えていたある日、当時住んでたアパートの砂場ですごく小さな蝶(たしか薄紫色)を捕まえたら母親から「可哀想だから放してあげな」と言われ逃がしてあげたことがある。
そこでなぜか思い立って、この日の記憶を一生覚えていようと一人でに誓った。
その記憶を忘れないように何回も反芻しているから、今も覚えている。
本当にうっすら淡くだけれど、映像も少しだけ頭に浮かぶ。
誰も覚えててくれない、誰も思い出してくれない記憶って無数にあるんだろうね。